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2008年7月

2008年7月30日 (水)

なるほど、こういう保存法もあると。

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 翌朝TGVに妻子を乗せるので、夕方にはストラスブールの町に到着する。以前も泊まったことのあるホリディ・インまでの道がなかなかわからず、市内をグルグル。ようやく発見して、チェックインしてから、旧市内にトラムで出かけた。大聖堂は壮麗過ぎて、入り口だけでお腹いっぱいになってしまう。

 街に出てきたお目当てはと言うと・・、

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 このシュークルート。昼食にザウアークラウトを食べたばかりというのに、夜はフランスでシュークルートを食らうという執念には、畏敬の念を覚えるばかり・・。

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 さて、翌朝。フランス国鉄ストラスブール駅に赴くと、こんなドーム型の駅が迎えてくれた。ずいぶん未来的な建物を作ったもんだと思いながら中に入っていくと・・、

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 実は旧来の石造りの駅舎を、鉄とガラスのシェルですっぽり覆っているのだった。外観はEUの中枢都市にふさわしい、未来的なイメージ。でも歴史と伝統も忘れてませんヨ、というメッセージなのか。何でもかんでも建て替えてしまう日本にも、こういう建築物があると面白いのにね。

 




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2008年7月27日 (日)

私はどうしても、ザウアークラウトが食べたいの!

 スイスを発ち、僕はドイツへ仕事へと向かう。妻子はフランス東部ストラスブールまで送って行って、そこからTGVでパリに帰す予定になっている。

 普通だったら、バーゼルからフランスに入って、そのまま北上すればよい。なのにわれわれは、わざわざドイツへ入国した。

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 ここは「黒い森」で有名な、フライブルグの町。なぜそんな回り道をしたかといえば、嫁が「ザウアークラウトを食べたい」と言ったからである。

 ザウアークラウトとは、Sauer酸っぱいkrautキャベツ、という意味で、要は酢漬けのキャベツを蒸して、その上にソーセージや豚肉をどっさり載せたドイツ料理である。これがフランスに来ると、シュークルートChoucrouteという、似て非なる料理になる。

 数年前にアルザスを旅行した際、嫁はこのシュークルートがいたく気に入った。しかし僕はその都度、「いやいや、本場ドイツのザウアークラウトは、こんなもんじゃない」と言い続けてきた。だったら食わせろということで、その目的のためだけにわざわざドイツに越境して、食べに行った。ところが入ったレストランでは、ザウアークラウトがメニューにない!それがトラウマとなって、このたびの回り道となったのである。食の恨みは、げに恐ろしい。

 前回の失敗に懲りて、レストランにはすぐに飛び込まず、店の前で入念にメニューをチェックする。するとなかなか、ザウアークラウトがないのである。今回もダメかと思ったが、3,4軒目で、ようやく発見。

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 まずはその発見を祝し、ビールで乾杯する。ルツェルンのに劣らず、オイシイ。僕はやはり、濁った風が好みだ。大聖堂横の観光客向けの店だが、内装もウェイトレスの応対も悪くない。期待が高まる中・・、

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 まずは僕の注文した、子牛のカツレツが出てきた。肉もジャガイモも、「う〜ん、ドイツ」という美味しさ。フランスと比べて、ドイツ料理の素朴さをバカにする人もいるが、僕はこういうのも好きだ。

 そしてついに、ザウアークラウトが登場した。

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 ところがちょっと、違うのである。僕のイメージするザウアークラウトは、大皿にはまず、馬に食わせるほど酢漬けのキャベツが盛り上げてあって、湯気を立てている。さらにその上に、太いソーセージが何種類も、そしてテラテラ脂の光った豚腿肉の固まりが、ごろんと横たわっている。そういう野趣あふれる料理である。

 ところがこれは、上品過ぎるのだ。ソーセージが、皿に直接置かれてるなんて。キャベツは2回もフォークに刺せば、なくなってしまう。おまけに、冷めてる。ジャガイモは、どこだ。トマトやレタスなんて、いらない。

 味は、悪くなかった。でもね・・。かくして嫁のザウアークラウトへの渇望は、いっそう増したのであった。

 ちなみにウィキペディアの説明によると(こちら)、キャベツは酢漬けではなく、乳酸発酵によるものだそうな。ザウアークラウトの奥は深い・・。

 


 

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2008年7月24日 (木)

「山下り」が、こんなにシンドイとは・・。

 さて、リギ山の頂上に着いて、登山電車を降りると・・、

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 遠くの雪山がくっきり、はっきり見えた。拡大して見てもらって、中央やや左の3つの山が寄り添ってるのが、アイガー、ユングフラウ、メンヒの、オーバーランド三山と呼ばれる高峰群です(おそらく)。それぞれの標高は、3975m、4158m、4107m。

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 頂上にはちゃんとしたホテルがあって、展望レストランが付属している。いや、絶景じゃ。そのかわり昼食自体はごく質素に、ホテルで朝作ってきたサンドイッチと、フレンチフライだった。

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 食事中まで快晴だったのに、みるみる雲が出てきた。ちょっと下山を急ごうと、雲海の中へ入って行く父子。この頃はまだ、余裕たっぷりだったのだけど・・。

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 急坂を1時間も下るうちに、父は足の小指が、母は親指が痛くてびっこを引くようになる。

 下りるにつれてこんなふうな立派な民家が出現するが、このあたりはまだ自動車が通れるような道はない。

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 郵便配達の人も、自分の足で一軒一軒回るのはさすがにできないのだろう。駅舎の横にこんなふうな郵便受けがあって、住民はここに取りに来ることになっている。

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 家が傾いてるのではなく、斜面に立ってるのです。そうはいっても、左端の木の立ち方がちょっと変。

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 嫁ともどもヘロヘロで、遭難寸前。元気なのは8歳の娘だけという、ていたらくだった。

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 ほぼ、ゴール。3時間以上歩いて、ようやくふもとのフィッツナウの町並みが見えてきた。

 






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2008年7月23日 (水)

フニクリ、フニクラ〜♫

 せっかく晴れたので、山へ。

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 最初はスイスの定番、グリンデルワルドにしようかと思ったが、ルツェルンからではちと遠い。クルマで20分ほどのフィッツナウという湖沿いの村まで行って、そこから登山電車で標高1751mのリギ山へ上る。頂上からはアイガーやユングフラウなど、雪をいただく3〜4000m級の山がズラリと見えるのが売りらしい。

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 乗るのは、こういう電車。客席ごとにドアがついてる、ずいぶんレトロな客車だ。何でもこの路線は、ヨーロッパ最古の登山鉄道だそうな。

 ちなみに題名にした「フリクリ・フニクラ」は、最近では「鬼のパンツ」の替え歌の方が有名かもしれない(作詞は田中星児の説あり)。ナポリ・ベスヴィオ火山への登山鉄道の歌だが、実はこの路線を作ったトーマス・クック社の依頼による、世界最古のコマーシャルソングらしい(こちらの解説が、よくできてます。それから、歌を聴いてみたい人は、こちら)。

 おらが静岡の民謡、「ちゃっきり節」が、静岡電気鉄道によって北原白秋に依頼されたのと、経緯がよく似てる。(こちら)

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 車内はこんな感じで、トレッキング客でぎっしり。

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 これこれ、この絶景が登山電車の妙味。これだけの傾斜だと鉄輪が滑ってしまうので、車両下の歯車で噛みながら、えっちら登って行く。

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 そろそろ雪山が、見えてきた。腕をいっぱいに伸ばして後ろを撮ってたら、電柱にぶつかりそうになった。アブナ。

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 頂上近くで、別の駅から登ってきた青い電車としばらく並走。以前の交通博物館といい、スイスは鉄ちゃんの聖地と言えるでしょう。(続きます)

 


 




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2008年7月21日 (月)

ルツェルンを走る。

 スイスネタが続きますが・・・。久しぶりに行ったら、さすがに風光明媚な国で、ついつい写真をたくさん撮ってしまった。もう少し、お付き合い下さいませ。

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 信じられないほどの晴天に誘われて、朝7時から走りに出かける。気温はおそらく、10℃ぐらい。

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 コンパクトカメラの3倍ズームでもこれだけ写るくらい、空気が澄んでいる(拡大しても、けっこう見られます)。

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 湖沿いに、ず〜っと遊歩道が整備されていて、こんな風景の中をどこまでも走って行ける。1周100kmぐらいありそう。キリがないので、早々に引き返す。

 それにしてもスイスというのは、いたるところにごみ箱のある国である。

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 湖でも街の中でもこんなふうに、視界の中に少なくともひとつはごみ箱が入ってくる。

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 山歩きでふもとまで降りて来た時には、犬のフン処理袋付きのごみ箱も発見した。国中をきれいにしようという、スイス人の執念には恐れ入る。でもフンだらけのパリの街の雰囲気も、捨てがたいけどね。

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2008年7月19日 (土)

ビヤホールとイタ飯屋、どっちを取るか・・。

 さほど迷うことなく、両方行くことにする。

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 このビヤホールのテラスに坐って、川風に吹かれながら、「市庁舎特製ビール」を飲むのは、本当に気持ちいい(最初に行った時のお話は、こちら)。

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 建物を川向こうから見ると、こうなる。がっしりした石造りの、旧市庁舎。その地上階のアーチの下が、ビヤホールになっている。

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 たった1杯で、いい加減いい気持ちになりながら(ビールの割りに、アルコール分が高いのです)、これまた川沿いの「ロッシーニ」というイタ飯屋に行く。

 ここも滞在中2回行ったので、まとめて紹介すると・・。

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 これは初日に食べたもののひとつ、ペンネ・アラビアータ。かなりトウガラシが利いてたが、おいしかった。何より、茹で加減が素晴らしい。

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 こちらは2日目の、手前がトマトソースとチーズのニョッキ(ジャガイモで作ったお団子のようなパスタ)。奥が、キノコのリゾット。ニョッキのまろやかさ、リゾットのかすかに芯のある食べごたえ。イタリアでも、これだけ手堅い味は、なかなか見つけられない。

 いかにもスイスらしいのは、同じ料理が「前菜」と「メイン」と、2段階の量でメニューに表示されてること。お腹が空いてたのでメインの方を注文したら、とても食べ切れない量が出てきた。日本人は、「前菜」として頼むべし。

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 もうひとつスイスらしいのが、これ。

 キャンティ・クラシコをグラスで頼んだら、ビヤホールと同じように1デシリットルだけ出てきた。でも今度はグラスが小ぶりだったので、そんなに少なく感じない。

 それはともかく、グラスには必ず、容量が表示されているのだ。隣の水用のグラスにも、3dlと表示されてる。ワインは1dlよりホンの少し多く注いでくれてたので、得した気分になった、・・なんてことはなかったかな。

 ところでたった今、「市庁舎ビヤホール」のブログで、「100ccは10デシリットル」と書いてたことに気がついたので、訂正しておきます。「100ccは、1デシリットル」。小学校時代の、算数の成績が知れてしまうな・・。



 

 

 

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2008年7月17日 (木)

また行ってしまった、交通博物館。その2

 さきほどアップした動画の「正面衝突体験ブース」。

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 こちらは運転席に坐って、衝突寸前に撮ったもの。ケーブルに引っ張られた2台の旧型ミニが、それぞれ時速15kmで正面衝突する。合わせて時速30kmだから、大したことないと思うかもしれないが、ぶつかった瞬間、シートベルトが激しく肩に食い込む。

 小さな子供とか、後部座席で首にベルトがかかってる状態なのを時々見るけれど、あれは万一の際かなりあぶないということを、再認識する。もちろんベルトをしてないのは、問題外。たとえ時速30kmでも、フロントガラスを突き破って、外に飛び出してるだろうから。

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 一方こちらはトロッコに乗って、ゴッタルドトンネル建設当時の様子を体験するツアー。かなり素朴なアトラクションだけど、十分楽しめる。

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 そしてこれは、巨大なジオラマ。山のふもと、森の中などを、精巧なミニチュア機関車が走って行く。鉄ちゃんには、さぞたまらないだろうね。

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 子供向けには、こういうミニ機関車があったりするが・・、

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 ダントツの一番人気は、この「作業公園」。カラフルな棒を、リヤカーで運んだり、ベルトコンベアで流したり、

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 壁の後ろの穴から落として、下で待ち受けて箱に入れたりという行為を、ひたすら繰り返す。どこが面白いのだろうと思ってしまうが、子供たちは昼食を食べるのも忘れて、延々と遊び続けている。勤勉なスイス人を作るための、深慮遠謀なのか。いずれにしてもこの公園の発案者は、子供が何を好きかちゃんとわかっている人なのだ。

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また行ってしまった、交通博物館。

 昨日に続いて、また行ってしまった交通博物館。お目当てのひとつ、「正面衝突体験ブース」に並んで、体験してきました。

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2008年7月15日 (火)

スイスのワインは、1デシリットル?

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 ルツェルンの象徴、カペル橋。ヨーロッパ最古の橋だという。対岸まで、かなり斜めに架かっている。橋自体が、湖から来る敵を迎え撃つ城壁の役目をしていたんだそうだが、斜めの方が戦いやすいということ?(いかに斜めにかかってるかは、こちらの航空写真をご覧下さい。)

 屋根の下には、素朴な板絵が描かれている。

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 こちらは、もうひとつの木造橋、シュプロイヤー橋の板絵。カペル橋のより、ずっとおどろおどろしい。ペストが大流行した17世紀に描かれたもので、骸骨が歌ったり、踊ったりしてる(拡大できます)。

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 対岸の旧市街を散歩し、川沿いのレストランに入る。老夫婦が、いい感じでビールを飲んでいた。

 食事は牛と豚のソーセージ尽くし。飲み物は、スイスのピノ・グリとピノ・ノワールを注文した。

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 ところが運ばれてきたワインが、あれっと思うくらい少ない。メニューを改めて見ると、グラスワインのところには「dl」と表示されている。1デシリットル=100ccなのだ。グラスが大振りなものだから、よけいに情けないくらい少なく感じる。これで8フラン(約800円)は、ちょっと高いなあ。でも味は、悪くない。特にピノ・ノワールは、寒冷な気候だろうに、十分な奥行きを感じる。

 さて食事もほぼ終わりかけ、トイレを探して店内に入って行くと・・、

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 カウンターの背後に、巨大なビヤタンクが置かれている。そうか、ここはビヤホールだったのだ。看板にもちゃんと、Rathaus Brauerei「市庁舎醸造所」と書いてある。ここで作ってるビールが飲めるということなのだろう。

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 さっそく、さっきの老夫婦が飲んでいたビールを注文する。「市庁舎ビール・スペシャル」という銘柄で、非常にスパイシーな、ジンジャーの優った芳醇な味わいだった。1杯(300cc)6フラン(約600円)と値は張るけれど、ルツェルンに来る機会があったら、かなりおすすめのビールですヨ。

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2008年7月14日 (月)

スイスで、ワタシも考えた。

 パリからスイスへ、短い夏休み旅行に出かけた。レンタカー会社の手違いで、最初はアルファロメオ・ブレアというスポーツカーを渡される。個人的にはそれでも十分よかったけど、荷物も積めず、家族旅行にはまったく不向き。結局はきわめてまっとうなファミリーカー、ルノー・セニックに落ち着いた。

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 スイスへ向かう途中は、降ったり止んだり晴れたりと、目まぐるしく天気が変わった。この日の目的地ルツェルンまでは、約700kmを走ってリッター18kmほど。かなり省エネ走行に徹したとはいえ、ほとんど高速道路でこの燃費は大したものだ。

 フランスはすでに、ガソリン代がリッター250円を超えている。昔は目的地に何時間で着いたかに達成感を感じたのが、今は燃費計とにらめっこで運転する。この方が地球にもサイフにもやさしいんだろうけど、なんかサミシイ・・。

 ホテルに荷物を置いて、まずは世界有数の規模といわれる交通博物館に向かう。

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 飛行機、鉄道、自動車、船、宇宙船などなど、人間の発明したあらゆる乗り物を集めた博物館で、その上そういうものに興味のないオトナや子供も、楽しめる工夫がされている。

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 たとえばこれは正面衝突の衝撃を、模擬体験できるもの。みんなキャアキャア喜ぶらしいけど、残念ながら行った時はお休み中だった。

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 こちらはスイス全土を俯瞰しながら、その上を歩き回れるスイスアリーナ。かなり詳細な航空写真を基にしていて、付属のルーペで町並みや雪山の様子を拡大して楽しむこともできる。

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 他にもインディ・ジョーンズみたいにトロッコに乗って、トンネル掘削の様子を体験したり(しばらく並んで次の番という時に、「コンピューターが壊れました」と中止になってしまう(涙)、かなりよくできたプラネタリウムがあったりで、閉館2時間前に入った僕らは、後ろ髪を引かれつつ帰ったのだった。

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2008年7月12日 (土)

ペチャ桃、だゾ。

 久しぶりに、近所の青空市へ出かけた。

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 途中の道端に、かなり状態のいいフィアット500が停まっている。元祖は本当に小さなクルマだったのだと、改めて思う。すぐ前にいる二人乗りのスマートが、大きくみえるもの。後ろの4駆など、大型トラックみたい。

 でもこのチンクエチェントがえらいのは、ちゃんと大のオトナ4人を乗せて走れること。僕も後部座席に1日座ってたことがあるが、特にスシ詰めというほどでもなかったし。

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 市場には帰国土産用の塩を買いに行ったのだが(こんな塩です)、そこで「ペチャ桃」に遭遇する。見たまんまの平らな白桃。ここ数年、パリの市場で見かけるようになったのだが、日本でも売ってるのだろうか。

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 こんなふうに、真っ平ら。それでもって普通の白桃より甘いような気がするので、最近はもっぱらこればかり買っている。キロ1000円しないぐらいだから、ユーロ高でもかろうじて、こっちの方が安いかな。

 



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2008年7月11日 (金)

ラヴェンダーに誘われて。

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 チュイルリー公園を走っていたら、ラヴェンダーの匂いが流れてきた。あまりの強烈さに、私は一瞬意識を失い・・・。

 気がつくと、尾道の町で女子中学生になっていた。

 ・・・そんな気持ち悪いわけはなく、匂いの方を振り向くと、

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 モネの睡蓮で有名なオランジュリー美術館の下が、ラヴェンダー畑に変身していた。ちょうど移植が終わったばかりだったようで、職人らしいオジサンたちが、畑の中で出来栄えを眺めながら、話し込んでいる。

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 7月のこの時期はバラも終わってしまって、公園内は花盛りというわけにはいかない。それだけにラヴェンダーのくっきりした紫色とあの独特の香りは、散歩する人、走る人々を楽しませてくれる。

 日本に帰ったら、尾道3部作をレンタルして、観てみようっと。

 


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2008年7月 9日 (水)

ピュリニーよ、そんなに自己主張しなくても・・。

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 晴れると暑い上に日差しが強烈で、とても炎天下を歩いていられない。でもふだんはどんよりと曇って、肌寒い日が続く7月のパリ。フランスの北半分はそんな天気が多いようで、このままだとロワールやブルゴーニュの今年の葡萄の出来は、今ひとつかもしれない。

 キリッと冷えたロゼ、というほど暑くなかったこの日は、重厚な白を開けることにする。

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 ピュリニー・モンラシェというのは、ブルゴーニュの有名な吟醸白ワインだ。そしてルフレーヴはその造り手としては、屈指の評価を得ている。この1992年のレ・ピュセルは、確か95、6年ごろピュリニー村まで行った際に、買ってきたものだと思う。もう、遠い記憶の彼方だけれど・・。

 グラスに注ぐと、ソーテルヌのような黄金色で、香りも濃厚な蜜が優っている。92年といえば、16年前。でも口に含んだ時の迫力と、同時に感じるフレッシュさ、そしてあくまで長い余韻は、そんな歳月をいささかも感じさせない。

 コンテやパルメザン、ポン・レヴェックなどのチーズ、それからサラミを用意したのだが、いっしょに食べたものの味をあっという間に蹴散らしてしまう、強烈な存在感。せめてフォワグラだったら、太刀打ちできたか。でなければ、パンとかクラッカーだけで飲むのが、一番いいのかもしれない。

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 ほぼボトルが空いた頃、クラゲと飯蛸のサラダが登場。次は何を呑もうかと、残っていたシェリーを探し出して、いっしょに食べた。タコもクラゲも純和風の味付けなのに、なんだかセビリアあたりのバールで、これをつまんでるような気分になれるんだから、われながら単純だ。

 

 


 

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2008年7月 7日 (月)

ギネスの夜。

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 夕食は、1パイントのギネスだった。

 ・・・だけだと、さすがにお腹が空くので、シーザース・サラダを注文した。

 ホテルの横のパブ。料理が来るまでの間、グラスに注がれた茶色に濁ったギネスが、アイボリーの泡と、黒に近い茶色の液体にくっきり分かれるのを眺めていた。

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 ふだん滅多にビールは飲まないが、イギリスに来ると必ず注文して、ちびちびやる。特にギネスの濃厚さが、好き。泡のてっぺんを指でつつくと、跡がずっと消えずに残る。

 あまりに濃厚ゆえ、「コップの中の食事」と呼ばれているが、なのにカロリーは同量のオレンジジュースや普通のビールより少ないということを、さっき初めて知った。(ギネスの歴史、製法、「なぜ、泡が沈む?」など、こちらへ)

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 「ギネス醸造所の周りにいる鳩は、みんな酔っぱらいながら翔んでいる」という情報を確かめるために、昔ダブリンまで取材に行ったことがあったな・・(バブル時代の思い出です)。

 

 



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2008年7月 5日 (土)

セナ様のバーベキュー。

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 イギリスの田園風景は、いつ見ても美しい。おまけにこの日は、珍しく晴れていたし。このあたりは何百年もずっと、こんな景色だったんだろうか。田舎の空港への降下中、窓にへばりついて見惚れてしまった。

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 パリよりさらに緯度が高いから、夕方9時過ぎでもまだ昼間のように明るい。今夜は、バーベキューパーティだった。

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 ソーセージとか鶏の腿とか串焼きとかポテトとかが、大盛りの皿で運ばれてくる。

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 最初にイギリスのビールで乾杯して、それからはスペインワイン。赤は日本でもよく売ってる、ポピュラーなリオハだった。

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 バーベキューに招待してくれたのは、左に座ってるお兄ちゃん。サングラスをしてると、よくわからないかもしれないけど・・。

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 かなりピンボケで、スミマセン。でもこれなら、「あの人」の面影が感じられるのでは?名前はブルーノ・セナ。故アイルトン・セナの甥っ子です。

 隣の席に坐って、この青年の横顔を眺めていると、ついつい叔父さんのことが思い出されてしまう。目の辺りとか、巻き毛とか、確かにこんなだった。あの5月から、もう14年が経ったのだ。

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 でも叔父と違って、甥っ子は軽いんだよね〜。まあ、まだ25歳なんだから、しょうがないか。

 アイルトンの姉で、ブルーノの母親であるビビアーニは、息子がこの世界に入るのを長く禁じていた。これ以上、愛する人を失いたくなかったから(ブルーノの父も、バイク事故で亡くなっている)。だからデビューは、比較的遅い。でもそのわりには頑張っていて、F1まであと一息だ。成功を祈りたい。それからもちろん、元気でいてほしい。

 


 

 

 

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2008年7月 3日 (木)

「バラの花びら」というロゼ。

 昨日とは打って変わっての、雨模様。おまけに気温まで急激に下がったが、「今日もロゼ日和」と思うことにして、夕食会へと向かう。

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 ご近所のAみんが、手料理をもてなしてくれた。前菜はルッコラ、根セロリ、ドライトマトのサラダにパルメザンをスライスしたサラダ。メインは、茹で豚。和風のタレで、いただいた。子供たちには、Kさんが茄子ミートソーズグラタンを作ってきてくれた。大人も子供も、ものすごい勢いで料理を平らげて行く。

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 デザートは葡萄と、嫁の作ったガトー・ショコラ。そして手前は、その日の朝にAみんがギャリー農園に行って摘んできたばかりの、完熟フランボワーズ。これが本当の、粒ぞろい。食べるのが、もったいないくらいだ。

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 ワインは、Petale de Rose「バラの花びら」という、優雅な名前のロゼを持って行った。コート・ド・プロヴァンスの、レジーヌ・スメールという造り手。手摘みのグルナッシュやサンソー、シラーを、ステンレスで数ヶ月熟成したものらしい。

 儚(はかな)げな色。でも味わいはしっかりしていて、茹で豚との愛称は完璧だった。

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 ここ数日、エッフェル塔は青い照明になっている。Aみん宅からの帰りがけ、スローシャッターで撮影してみる。コンパクトカメラのわりにはちゃんと撮れて、ちょっとうれしかった(大きめに拡大できます)。

 

 


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2008年7月 2日 (水)

ロゼ日和。

 「暑い時には、やっぱりロゼ」と、キンシャサのしろみさんも言っている(「気がつけばアフリカ」)。パリも7月に入ってから、日中は30℃を超えるようになった。絶好の、「ロゼ日和」である。

 先日、ボンマルシェをのぞいた折りに、酒屋で2本買ってきた。そのうちの1本が、これ。

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 ロゼというと、今までは中華や韓国料理屋で、安物のコート・ド・プロヴァンスを注文する程度だった。そんな自分の中の偏見を正そうと、ちょっと高いロゼを選んだ(といっても、10ユーロ=約1700円ぐらいだけど)。

 ロワール川流域サンセールの、ルグロというドメーヌ。やはりピノ・ノワールなんだろうか、最初からしっかりとした果実味が感じられる。目をつぶって香りをかいだら、赤と思うかもしれない。そして口に含むと、爽やかな酸味。これまた目をつぶってたら、白と思いそうだ。

 鶏の照焼きどんぶりと結婚させたのだが、新郎(鶏ですね)が負けてしまっていた。豚とか、子羊の方がよかったかも。

 で、翌日は雪辱を期して、違うロゼに挑戦した。(続きます)

 

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