モントリオールは、「王の山」。
日曜の夜にとりあえず仕事が終わり、翌朝のんびり走りに出かける。
ほとんどが英語圏であるカナダの中で、モントリオールのあるケベック州だけは、主要言語がフランス語だ。だから街中の表示は、頑固にフランス語だけか、しょうがなく英語と2カ国語にしてあるか、どっちかである。
そして外来語としての英語は、極力避けている。たとえばフランスなら、駐車場は「parking」、週末は「weekend」と英語をそのまま使ってるけど、フランス系カナダ人は頑固にフランス語に言い換えてる。まるで英語の波に飲み込まれまいと、必死になってるように。
そうそう。モントリオールというのもこの都市の名前の英語読みで、本当はというか、フランス語では「モレアル」と発音する。もともとはモン・レアルMont Real、「王家の山」という意味だったのですヨ。
で、毎年ここに来ると必ず登るのが、その「王家の山」。今は、現代フランス語でMont royalモン・ロワイヤルという名前になってる。
大都市のど真ん中にあるとは思えないほど、うっそうとした木々が茂る。場末にある「アルプス旅館」からは、ずっと上り坂。ふもとに着いた時点で、すでに25分経過。そこから山道への急傾斜は、わずか200mほどながら、今年も途中で息が上がってしまって、最後まで走りきれずに歩いてしまう。無念・・。
土の道になると、傾斜は緩やかで、足にも優しく、快適に走り続けられる。頂上近くにはちょっとした大きさの池があって(地図で見ると、「ビーバー湖」となっている)、冬はカチカチに凍結し、天然スケートリンクになるらしい。
頂上からの眺望。ゼエゼエ(わりと大きく、拡大できます)。
そういえばドイツの某自動車メーカー系F1チームを率いているオジサンと、なぜかほぼ毎年、ここで鉢合わせする。2年前には下りの途中で僕が後ろから合流し、そのままの勢いで前に出たら、彼が抜き返してきた。そこでこちらも負けじと、先に出る。そんなことを繰り返してるうちに、オジサン二人がほぼ全開でふもとまで競争になってしまったことがあった。
最後にわずかに早く舗装路に到着して、こちらを振り返った時の、彼の勝ち誇った顔といったら・・。エンジニアとしても非常に優秀な人だが、同時にこれぐらい負けず嫌いじゃないと、勝負の世界を生きていけないのであろう。
お腹ぺこぺこで食べた、「アンガス牛」の巨大ステーキ。かなり筋肉質だったけど、おいしかった〜。アンガス牛ってよく知らなかったけど、有名らしい(日本で飼育してる人のサイトは、こちら)。
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