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2008年6月23日 (月)

パリの一杯呑み屋、楽しいですヨ。

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 夏至の今ごろは、午後10時を過ぎてもこんなに明るい。

 日本から来たA氏、パリ在住のSカメラマンと韓国料理屋でひとしきり盛り上がったあとも、自然と、もう一軒行こうかということになる。

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 Sさんはもう20年以上も、パリのど真ん中1区のチュイルリー公園近くに住んでいる。近くには1960年代末まで、「パリの胃袋」と呼ばれた中央市場があった(中央市場については、こちらが詳しいです)。「その頃の下町の雰囲気が、この辺にはまだ少し残ってるんだよネ」と、Sさんは言う。

 サントノレ市場通りに並んでいた肉屋や魚屋、定食屋も、今は小洒落たブティックやビストロに取って代わられつつある。その中でかろうじて生き残っているのが、この「ルビー」という店だ。

 前には、テーブルの代わりにワイン樽。ワインバーというより、一杯呑み屋という感じだけど、立ち飲みしてるお客さんたちがみんな実に楽しそうで、僕らもフラフラと中へ入って行った。

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 カウンターの照明が、いい味出してる(Sさんの尖った頭が、写ってしまった・・)。

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 壁に貼ってあるワインリストを見ると、フランス国内の主要産地が並んでいる。でも大部分は、ボトルで20ユーロ(約3200円)以内。たいていのお客さんは、グラス1杯2、3ユーロ(3〜500円)ぐらいの無銘のワインを飲んでる。店内の人々も、ほんとに楽しそう。僕らもロワールのブルグイユAOCや、ボジョレーのモルゴンで乾杯。ようやく暮れた街中を、ヴェリブで帰ったのでした。

 





 


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