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2008年5月 8日 (木)

ブロワの怪獣・その2。

といってもこちらは、動かない怪獣、というか怪物ですが。

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 前回の怪獣館の向かいにあるブロワ城。奥に見えるらせん階段だけで、有名なお城と思っていた。でも今回じっくり訪問してみたら、見どころ満載。不明を恥じたのであった。

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 たとえば中庭に立って、周りを取り囲む建物を眺めると、建築様式の違いが一目瞭然にわかる。13世紀から17世紀まで、400年間も増築を繰り返したので、こんなふうにつぎはぎの建物群になっている。左がらせん階段から続く、16世紀の初期ルネサンス様式。真ん中の教会が一番古くて、13世紀のロマネスク様式。そして右端のレンガ造りが、14世紀の後期ゴシック・フランボワイヤン様式という具合。

 そしてそれ以上に面白かったのが、

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 ガルグイユと呼ばれる怪物たちの展示。ミシェル・ブラスの名物料理も片仮名で書くと同じガルグイユだけど、向こうはgargouillou。こっちはgargouille。まぎらわしい。

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 これは雨樋である(背中に溝が彫ってあって、口から雨水が流れ落ちるようになってる)と同時に、魔よけの役目もしていたと。だからみんな大口を開け、怖い顔をしている。

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基本的には怪獣、怪物で、こういう僧侶風は珍しい。

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林屋三平風(どうも、スイマセン)。


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 ・・・旅の終わりには、ようやく晴れて。

 3泊4日の旅行も、これでオシマイ。(全行程は、こちらです)

 

 




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