ブロワの怪獣・その2。
といってもこちらは、動かない怪獣、というか怪物ですが。
前回の怪獣館の向かいにあるブロワ城。奥に見えるらせん階段だけで、有名なお城と思っていた。でも今回じっくり訪問してみたら、見どころ満載。不明を恥じたのであった。
たとえば中庭に立って、周りを取り囲む建物を眺めると、建築様式の違いが一目瞭然にわかる。13世紀から17世紀まで、400年間も増築を繰り返したので、こんなふうにつぎはぎの建物群になっている。左がらせん階段から続く、16世紀の初期ルネサンス様式。真ん中の教会が一番古くて、13世紀のロマネスク様式。そして右端のレンガ造りが、14世紀の後期ゴシック・フランボワイヤン様式という具合。
そしてそれ以上に面白かったのが、
ガルグイユと呼ばれる怪物たちの展示。ミシェル・ブラスの名物料理も片仮名で書くと同じガルグイユだけど、向こうはgargouillou。こっちはgargouille。まぎらわしい。
これは雨樋である(背中に溝が彫ってあって、口から雨水が流れ落ちるようになってる)と同時に、魔よけの役目もしていたと。だからみんな大口を開け、怖い顔をしている。
基本的には怪獣、怪物で、こういう僧侶風は珍しい。
林屋三平風(どうも、スイマセン)。
・・・旅の終わりには、ようやく晴れて。
3泊4日の旅行も、これでオシマイ。(全行程は、こちらです)
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- しっかりドカ食い!の中国GPブログその2です〜(2018.04.18)
- 今年の上海は、異常に寒いっ!!(2018.04.14)
- 中東バーレーンから上海へと、旅がらすでございます。(2018.04.12)
- まずはバーレーンGPブログその1です。(2018.04.07)
- バルセロナは、大雪ですよ!(2018.02.28)
「建築」カテゴリの記事
- 何とか、パリを脱出〜(2016.01.28)
- 宮島で、あなご三昧^^(2014.08.01)
- カナダGP翌日のサーキットを走る。(2014.06.15)
- 日本のラブホが、パリに進出?(2014.05.22)
- 首里城、琉球王国、沖縄戦・・。(2013.04.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント