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2008年4月10日 (木)

パリは、燃えておりました。

 5日ぶりにパリに帰ってきたら、機内アナウンスで「現地時間午前8時。ただ今の地上温度は、摂氏1度」と言っていた。

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 空港から家まで、ずっと雪景色だった。タクシー運転手いわく、夜中にずっと降っていたと。4月の上旬に雪が積もったことって、今までで初めての経験かもしれない。

 機内であまり眠れなかったし、ちょっと横になろうかなとTVを点けたら、近所のトロカデロ広場でデモをやってるとニュースが流れていた。ちょうど聖火がパリを通過する日で、チベット弾圧に対して中国政府に抗議する人々が、集まっているという。ジェーン・バーキンが映ってるのを見て、すぐに出かけて行った。

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 ふだんのトロカデロ広場は、こんな感じ。

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 それがこの日は、こういうことになっていた。

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 チベットの旗がひるがえり、中国政府への抗議の声が挙がる。その周囲を機動隊員がびっしりと取り囲んでいる。ただここを聖火ランナーたちが通過するわけではないので、そんなに緊迫した雰囲気というわけではない。

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 在仏チベット人の、恋人たちだろうか。

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 広場の端っこの、クレープの屋台のお兄ちゃん。ふだん僕が走る際、必ず手を振ってくれる、たった一人の応援でもある。今日はいつもより人出が多くて、ホクホク顔だった。ジェーン・バーキンもいないし、薄着で飛び出してきてしまったし、早々に帰ることにした。

 それにしても。もはや、「オリンピックを政治の道具に使うな」というレベルは超えている。これから、どうなることやら。


 

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