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2008年4月24日 (木)

旅の初日「オーヴェルニュの火山に登る」

 今年は春が遅いので、桜もまだ大丈夫なのではないか。そう思って、パリ郊外のソー公園に出かけてみた。

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 でも白の八重桜は散り始めて、半分葉桜になっていた。ま、これはこれで、風情があったけど。雨で芝生が濡れており、お弁当を広げることもできず、そのままフランス中南部への旅に出発する。

 1日目は、フランス中部オーヴェルニュ地方の州都クレルモン・フェランへと向かう(初日の行程は、こちらです)。幸い天気が良くなったので、クレルモン・フェラン手前で西に折れ、ピュイ・ド・ドームという山に登ることにする。

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 一見、ボタ山みたいだけど、一応火山です。標高も1500m近くあって、頂上付近には雪が残っている。2速まで落とさないといけないような急坂を、レンタカーがあえぎあえぎ登っていく(航空写真は、こちらです)。

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 やっとこ、頂上に到達。歩いて登る人たちも、少なくない。

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 頂上にあるこの建造物は、古代ローマの遺構だそうな。

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 当時の復元図。ローマ人たちはここを聖なる山としてあがめ、こんな神殿を建てたという。ふもとから人力で、石材を引っぱり上げたんだろうか。

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 頂上から、オーヴェルニュ山地を見下ろす。このあたりは、死火山帯の連なりで有名なところ。今まで何度もこの地方に来ながら、天気が悪かったり時間がなかったりで、こういう景色を見ることができなかった。念願がかなって、満足。まさにミネラルウォーターのヴォルヴィックに貼ってある写真そのものだった。ちょっとわかりにくいけど、手前のえぐれてるのもクレーター跡です。

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 この石碑は何だろうと、半分かすれている文字を読んでみる。年代は判読不能ながら、おそらく20世紀初頭と思われる。「パイロット某氏と某氏が、パリを発ち、この山頂に着陸。ミシュラン大賞を獲得した」とある。当時だからプロペラの複葉機だったと思うけど、いったいこの狭い山頂のどこに着陸したんだろう?







 

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