イエナの朝市で、いいもの見つけた。

　4月下旬になって、パリに射す陽光もようやく春めいたものになってきた。アパートの暖房は、まだ切れてないけど。

　この陽気に誘われて、久しぶりに近所の朝市に出かける。地下鉄9番線の「イエナ」駅を出たところ。セーヌ川に向かって下る大通り沿いに、毎週水曜日と土曜日に昼過ぎまで市が立つ。店を選べば、新鮮な食料品が買える。中でも野菜は、パリの他の朝市と比べて、バリエーションが豊富で、鮮度もかなりいい印象だけど、どうだろう。

　こういうトマトを売ってる店とか・・、

　ジャガイモだけの八百屋とか。上段の小さいのは、皮付きのまま塩茹でして、マスタードをつけて食べると、非常においしい。右下の真っ黒けのは、まだ食べたことない。今度、試してみよう。

　こちらは、キノコ専門店。この時期はさすがに種類が少ないけど、かなり立派なエリンギ茸を売っていた。

　塩屋です。日本でも有名になった南仏ゲランド産の塩に、いろんなスパイスを加えて、小袋で売っている。ニンニク入りとか、ショウガ入りとか、シナモン入りとか、胡椒入りとか。

　ひと袋、3,5ユーロ。3袋買うと10ユーロ(約1600円)。お兄ちゃんの笑顔につられて、ニンニク入りをひとつと、ドライトマトやハーブ入りのをふたつ買う。そしたらひと袋おまけしてくれて、結局ひとつ2,5ユーロの計算だった。よほど原価も安いんだろうけど、悪い気はしない。

　うちに帰って、市場で買った地鶏の丸焼きと子芋、サラダにこの塩を振って食べたら、いっそうおいしかった。帰国の際の、お土産にいいかも。