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2008年4月27日 (日)

ミシュランのお膝元なのに・・。

 フランス中部クレルモン・フェランという町は、ミシュランの本社・工場のある企業城下町として知られている。

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 だから各家庭の窓からは、ビバンダムが顔を出している(ウソです。中心部にあるミシュランショップの2階です)。

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 大聖堂は黒々としていて、ミシュランのタイヤ工場から出る煤のせいかと思ったけど、どうやらそういう石材かもしれない。

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 教会前の壁にひっそりと刻まれている、「足を拭くキリスト」の浮き彫り。足を拭かれてる弟子が、照れたように頭に手を当てている(拡大してみて下さい)。

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 夕闇迫り、レストランへ。ミシュランのお膝元とはいえ、この町には著名な店はなさそうだ。「わざわざこんなところで」とも思ったが、以前も行ったことのあるアルザス料理店に向かう。

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 アルザス地方はドイツと国境を接し、料理もその影響を色濃く受けている。酢漬けのキャベツを蒸して、ソーセージや塩茹での肉を添えるシュークルートは、本家ドイツのザウアークラウトには負ける。でもこの店の豚足は、皮がとろとろにとろけていて、実においしかった。

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 こちらは生ハムの上に、ジャガイモと溶けたチーズの混ぜ合わせた熱々をかけて食べるという、恐るべき高カロリー料理。でもついつい、食べてしまう。

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 この白は、アルザスのリースリングらしからぬ濃厚なワインだった。でもそれが、これら重い料理といっしょだと少しも負けず、さわやかな感じすらしたのだった。






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