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2008年3月30日 (日)

ワイン市といえば、このサンドイッチ。

 2週間ぶりのパリは、雨が降ったり止んだり、そうかと思うとカーッと日が照ったりという、きわめて不安定な天気が続いている。

 雨の合間を縫って、春のワイン見本市に出かけた。

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 11月に行った秋のワイン市よりはこじんまりとした会場で、出品されているワインも全体的に価格帯が低い印象だ。

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 そうはいっても、会場入り口でワイングラスを渡されると、ついニンマリ。さあ、いっちょ行くかという気になる。初日の午前10時では、さすがにまだ入場者はまばらにしかいない。

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 こんなのが置ける地下室付きの家、いいな・・。

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 秋に比べると、注いでくれる量が少ないように感じるのは、気のせいか、ひがみか。でもどうせ全部飲んでたら酔っぱらってしまうので、少なくても全然かまわない。

 今回は、ムーラン・ア・ヴァンやモルゴン、フルーリといったボジョレーの村名ワインを片っ端から試飲してみる。でもなかなか、これはというものには行き当たらない。そうこうしているうちに昼近くになり、お腹に何か入れたくなった。会場の隅にある屋台に直行する。

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 そういう時は、これしかない。フォアグラのサンドイッチ。

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 ガチョウとカモと、2種類のフォアグラの中から、ガチョウの方を奮発。ひとつ7ユーロ(約1100円)と、サンドイッチにしてはけっこうな値段だ。でも中にはフォアグラの分厚い固まりが、どかんどかんと景気よく挟んである。これにピクルスを好きなだけ差し込んで、食らいつく。そのままソーテルヌかシャンパーニュのブースに行って試飲させてもらえば、こんなに贅沢な昼食はない。

 この日は結局、ジュラ地方の名物ワインアルボワ・ピュピランの、シャルドネ2005年を買うという、ちょっと変則的な選択になった。最初はヴァン・ジョーヌにするつもりだったのだが、試飲してみたこのワインの、ブルゴーニュの白に決して負けない深みと、蜜の長い余韻にノックアウトされてしまったのだった。

 



 

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コメント

アルボワ・ピュピラン、いいですよね。
でも今日はうちでも「樽担ぎ」ワイン飲みました。Chateau MontaureoleというSud-ouestのです。Poulet au vin(?)との相性も悪くなかったです。

投稿: minmin | 2008年3月31日 (月) 00時32分

そういえば去年の今頃、偶然?行くことのできたこの見本市の日も帰る頃に雨が降ってきて、買い込んだワインを持ち帰るのに難儀したことを思い出しました。
フォアグラ・サンドイッチ、見本市の楽しみの一つですよね。ちょっと値上がりした気がしますが。いいなあ

投稿: しろみ | 2008年3月31日 (月) 00時55分

お揃いでコメントいただき、恐縮です。まだ体内物価がマレーシアだったので、ワインの物欲全開というわけにはいきませんでした。フォワグラサンドの方は、高いと思う暇もなく、嫁が購入してましたね。

投稿: ムッシュ柴田 | 2008年3月31日 (月) 21時16分

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