マレーシアの多民族メシ。
マレーシアは、多民族国家である。だいたいマレー系6割、中華系3割、インド系1割ということだ。そして国教はイスラム教だが、中華料理屋ではさいわい豚肉を食べることができる。一方ホテルの日本レストランでは、カツ丼は鳥肉だったけど、ビールは出してくれるというふうに、なんだか首尾一貫していない。
短い滞在の見聞きだけだが、職業による民族的な片寄りもけっこうある印象だった。たとえばタクシーの運転手はほとんどインド人ぽいし、商店は中国系の人が多い感じ。あくまで僕の見た範囲だけど。
ホテルからクルマで10分ほどのところにある、小ぶりな商店街を探索する。
中国人経営の果物屋。マンゴが3kgで10リンギ(約300円)というのは、さすがに安い。
これは、何という果物でしたっけ?
昼メシは、ここに決めた。「ハッサンの店」という、いかにもイスラム風な名前。
店内に入ると、あちこちで盛大に霧が吹き出していて、けっこう涼しい。
その秘密は、扇風機の先に霧吹きが付いてるから。冷房の苦手な僕には、エアコンよりこっちの方がずっと快適だ。
従業員は全員インド系で、料理もほぼカレーっぽいものがメイン。でも中にはナシゴレン(マレーシア風炒飯)みたいなのもある、そして客のほとんどは、中国系だった。
カレーは、これだけの種類から選べる。でもメニューを読んでもわからないので、指差し注文となる。
僕の選んだのは、マトンカレーに玉ねぎサラダと菜の花の油炒めが同居したもの。カレーは、ソース自体はサラッとしているが、コクがあっておいしい。そんなに、辛くない。炒め物は、中華風の味付けだった。ミネラルウォーターがついて、これで6リンギ(180円)。
食事がおいしくて安いところが、なんといってもマレーシアの魅力のひとつである。でもホテルに帰るのに、15リンギもタクシー代を使ってしまって自責の念に陥る。といっても、わずか450円ではあるのだけど、往復で30リンギ。食事代の5倍のお金をタクシーに使い、飯を食いにいったことになるからなあ・・。
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コメント
この果物はドラゴンフルーツっていうやつです。実は白くて黒いゴマみたいな種があって、味は薄めです。それとキンシャサにもハッサンという名前のスーパーがあります。
投稿: minmin | 2008年3月27日 (木) 20時27分
ご指摘ありがとうございました。
そういえば、ホテルの朝食に出てました。
このレストラン、ハッサンて言うからには、インド系じゃなくてバングラデッシュとかかも知れないですね。
投稿: ムッシュ柴田 | 2008年3月28日 (金) 01時28分