ロブションは、「手堅い3割打者」かな・・。
行きつけの歯医者さんと同じ並びにあるため、何度も何度も前だけは通り過ぎていた「ターブル・ド・ジョエル・ロブション」。ようやく初めて、行く機会ができた。
入り口だけ見ると、営業中かどうかまったくわからない。
店内は、こんな感じ。12時半では、まだ店内はセッティングの真っ最中だ。今回は1月のケ・ブランリ美術館と同じく、建築家のW夫妻といっしょだった。「2003年にオープンしたらしいですよ」と伝えると、「そのわりには、ちょっと内装がくたびれてますねえ」と、その業界の人らしい感想を漏らしていた。確かに。
嫁の選んだ前菜は、牡蛎のグラタン。「居酒屋で出てきそう」と皮肉りながらも、かなりおいしかったみたい。
僕は豚足と豚耳のゼリー寄せ。内臓好きなので、顔をほころばせつつ完食。
メインは、豚のスペアリブにカラメルソースをからめて(駄洒落ではなく)、じっくり焼いたもの。角煮のような、ちょっと和風の味わい。脂身が、とろけそうな誘惑をしてくる。もちろん、やすやすと誘いに乗ってしまう。やはりおしいものは身体に悪いと、改めて実感する。
嫁たちは、乳のみ子羊をごくごく柔らかく焼いた一品を注文。とにかくどの料理も当たり外れがなく、のけ反るような驚きはない代わりに、何を頼んでも水準以上に美味しい。
昼のコースメニューには、一人に半ボトル分のワインが付く。4人だと、白赤を1本ずつ頼める勘定だ。赤はフランス南西部ガスコーニュ地方の「アラミス」が出てきた。ガスコーニュと言えば、アレクサンドル・デュマの冒険小説「三銃士」の舞台となったところ。そしてアラミスは、三銃士の一人の名前だ(ということをさっき調べて知った)。遠州産の地酒に、「石松」と名付けるようなものだろう。
確か2003年だったと思うが、値段の割りには張りも厚みもあり、かつ軽やかで、料理の引き立て役としては最高だった。
出てくるワインも、料理同様そつがない。手堅いというか、手だれというか、ロブション自身はほとんど年に何日もいないだろうに、店はしっかり回っている。それでいいのかなあと言う気もするけれど・・。
デザートも、けっこうでした。
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