奮発して、パラドール。(その2)
これが、そのレオンのパラドール「サン・マルコス」。かつては、修道院だった。
大航海時代、世界中に所有していた植民地からかき集めた富の片鱗が窺われるファサード。修道院だったら、もうちょっと質素にしたらと言いたくなるぐらい。
エントランス。
中庭。
修道僧たちが、黙想しながら歩いたであろう回廊。
礼拝堂も、そのままの形で残っている。
部屋はこんな感じで、めちゃくちゃ広いわけではない。
その代わりというか、朝食は豪華だった。それまでの安宿、安食事の鬱憤を晴らすかのように、3人ともよく食べること。こういう時こそ、もっと優雅に振舞わないとね。でも優雅どころか、生ハムとチーズをパンにはさんで、昼食分も作ってしまったのだった・・。
今回、旅のお供をしてくれた、スペイン・セアット社のレオン。偶然ながら、レオンに乗って、レオンに来た。
司馬遼太郎が「南蛮のみち」で書いていたように、スペインは世界中の富を集めながら、それを元手に産業を興すことなく、浪費し尽くし、国は衰えて行った。セアット社も、かつてはイタリアのフィアット、今はドイツ・フォルクスワーゲンの子会社であり、このクルマも、中味はゴルフである。自動車に限らず、スペインの自前メーカーで有名なものを探しても、なかなか思いつかない。ものをコツコツ作るより、基本的には狩猟民族なのかもしれない。
とはいえ、おいしいワインと食べ物と、これだけの観光資源と、多くの芸術家を生んだことで、良しとするべきなのかも。
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