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2008年2月28日 (木)

サンテミリオンで、口直し。

 このところ、はっきりしない天気が続いている。

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 ちょうどパリコレが始まったばかりで、チュイルリー公園の特設会場辺りは華やいでいる。でも天気はあいかわらず、どんよりだ。

 今夜は、これを飲むことにした。

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 シャトー・リポーという、ボルドー・サンテミリオン地区のワイン。恒例の見本市で10数年前に見つけて、それ以来時々買っている。

以下、ボルドーの格付けについての話です。

 ボルドー商工会議所は、1855年のパリ万博の際にワインの格付けを行った。日本で言うと安政2年。幕末である。そしてこの当時のボルドーといえば、ほとんどメドック地区でしかまともなワインを産出していなかったため、格付けは大部分メドックのものに限られた。

 それ以来、1973年のムートン・ロトシルドを唯一の例外として(2級から1級に格上げ)、格付けの見直しは行われていない。150年以上もそのままだから、当然実情には合っていない。「5級なのに2級の実力」とか、あるいはその逆の言われ方がよくされるのは、そういう事情による。

 一方、「新興」の産地だったサンテミリオンは、1955年に初めて格付けを行った。そして彼らは賢明なことに、ほぼ10年ごとにその見直しをすることに決めた。ミシュランの星ほど世間的には有名でないにせよ、きっとそのたびに様々なドラマが繰り広げられたことと思う。

 で、このシャトー・リポーは、上から3つ目の「特別級」という格付けになっている。最近では2006年に見直しが行われたが、その直後にシャトーから「今回も特別級を維持できました」という、いかにもうれしそう、かつ誇らしげな手紙が来たものだ。

 日本にはほとんど入ってないらしく、知っている人は少ない。でも20ユーロ以下のワインとしては、十分に満足できるレベルだ。どの年のを飲んでも、期待を裏切ってくれない。シャトー・パルメールでちょっとがっかりしたあとには、ちょうどいいワインだったかも。


 

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コメント

サンテミリオンの格付けがほぼ10年ごとに見直されているという話は知りませんでしたflair。確かに賢明な選択ですね。

投稿: minmin | 2008年3月 1日 (土) 17時20分

メドックで格付けの見直しがなかなかできずにいるのは、順位がものすごく入れ替わるだろうから、恐いんでしょうね。

投稿: ムッシュ柴田 | 2008年3月 1日 (土) 19時51分

恒例の見本市のワイン、私は「樽担ぎワイン」と呼んでます。キンシャサでも樽担ぎワインを見つけることがあり、積極的に購入してます。このシャトーリボーも樽を担いだ人のマークがキャップのところに付いてますか。

投稿: minmin | 2008年3月 1日 (土) 22時04分

さっき確かめたら、リポーには樽担ぎは付いてませんでした。どうしてなのか・・。そういえば昔は、Perrot-Minotも、ここに出品してたんでした。

投稿: ムッシュ柴田 | 2008年3月 2日 (日) 13時43分

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