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2008年1月29日 (火)

ミもフタもないワイン。

 イギリス・オックスフォードの町外れのホテルに着いたのは、夜9時過ぎ。周囲には何もないし、街中まで出かけるのもちょっとメンドくさい。それでホテルのレストランで、食事をすることにした。

 スペインならこれから夕食の始まる時間帯だけど、イギリスではもう十分に遅い。だから食事は、サラダだけ。ワインは、オーストラリア・リンデマンズのシラーズ2006年を注文した。

 ごく大衆的なワインだけど、そこは何事も仰々しいイギリス。ソムリエがうやうやしく持って来て、「これでございますネ」と確認を求める。「はい」とうなずいて、同席者とのおしゃべりに戻ったら、直後にはグラスにワインが注がれていた。

 「え?」と思ってボトルを見て、納得した。オーストラリアワインに多い、スクリューキャップなのである。ソムリエはただキャップをクルクルと回して開け、注いだだけ。早いはずだ。

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 コルクと金属製のキャップとで、長い時間をかけての熟成がどう違ってくるのか、実際のところは僕にはわからない。でもソムリエがコルクを開けるまでの、あの独特の期待感。軽くコルクの匂いをかいでる間の、こちらの気分の昂揚。そういうのはスクリューキャップでは、望むべくもない。

 まさかソムリエが、キャップの匂いをかぐわけにも、ねえ。

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コメント

アルザスのビオワインの造り手に聞いたのですが、王冠でも、ボトルに入っているわずかな空気だけで、ボトル内のワインを十分熟成させることが出来るのだそうです。

投稿: minmin | 2008年1月29日 (火) 21時55分

王冠の内側は被膜処理をしてるようですが、腐食は大丈夫なんでしょうかね。まあコルクも、ボロボロになってしまいますけど。

投稿: ムッシュ柴田 | 2008年1月30日 (水) 17時30分

その造り手では、王冠の裏側をプラスティックでコーティングしてあり、錆もカビもコルク臭もつかない工夫がしてありました。
これ以外に最近良く見かけるのは、気泡性プラスティックのコルクモドキです。ワインにコルク臭が付くことがないというメリットがありますし、形はコルクなので、レストランに出れば一応ソムリエが抜く儀式はある、ということなのでしょう。

投稿: minmin | 2008年1月31日 (木) 19時39分

コルクモドキ、僕もいつだったか抜いたことがあります。王冠よりはいいのかも。どちらにしても、時代の趨勢なんですかね・・。

投稿: ムッシュ柴田 | 2008年1月31日 (木) 22時59分

熟成する必要がないワインについては、ということでしょう。
ご指摘のように、長い時間をかけての熟成がどう違ってくるのか、本当のところはまだ誰もわかっていないのだと思います。

投稿: minmin | 2008年1月31日 (木) 23時38分

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