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2008年1月 7日 (月)

皇居を走る、謎の中年ランナーたち。

 自動車レースの最高峰F1に、GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)というF1レーサーたちをメンバーとする組織があることは、つとに有名である。一方、GPRA(グランプリ・ランナーズ・アソシエーション)の存在は、ごく一部の関係者にしか知られていない。

 というのも会員は世界中で7人ほどしかいないし(全員日本人だし)、そのうちフルマラソン経験者が二人だけという弱小クラブだからである。

 とはいえ名誉会長には片山右京を戴き(まだ本人には声も掛けてないが)、今後は現役F1ドライバーも次々に入会してくれることになっている(はずだ)。

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 暮れの30日、メンバーの半数以上(僕を入れて4人)が集結し、皇居を走る走行会を敢行した。出走前の緊張感が、彼らの表情からうかがえる(ぜひ拡大してご覧いただきたい)。

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当日は、昼過ぎまで雨の降るあいにくの天候だった。しかし幸い走り始める頃には、黒雲がどんどん風に流されて行った。

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 ここは、何門というのだろう。無知でスイマセン。お堀に映るシルエットが美しい。ここまで来る頃には空は清々しく晴れ渡り、メンバーたちのペースも上がる。

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 力走するO(その2)会員。彼は秋に富士スピードウェイで行われたハーフマラソンに出場し、かなり快調なペースで走っていたのだが、ゴールまでわずか数百メートルの地点で、突然脱水症状に見舞われてリタイヤを余儀なくされた。今年の箱根駅伝往路での、順天堂大の選手と同じ悲劇である。

 「やっぱりマラソンは恐いよな。のんびりやろうヨ」などと誓い合って、走行後、神保町の中華で打ち上げをしたメンバーたち。ところがO(その1)会員は、新年早々Nike+iPodの設定をフルマラソンにして、単独42,195kmを走り切ってしまったそうな。無謀だ。おかげで僕もそれに触発され、半ば発作的に3月のパリハーフマラソンにエントリーしたのだった。


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