ランナーは必ず行くべし、銀座アシックス。
一時帰国した翌日、銀座に出かける。
いきつけのメガネ屋さんの窓から見たデパートは、すっかりフレンチになっていた。
そこから新橋方向に歩いて行って、「アシックスストア東京」へ。同社がランナー向けに、今年2月に開いた専門店だ。ここのウリは何と言っても、自分の足型を3次元計測してくれること。左右の足のサイズの違い(これが驚くほど違う)、幅、甲の高さ、重心、軸のブレ具合などなどが、全部わかる。そしてそのデータを元に、実に懇切丁寧なアドバイスを受けつつ、シューズを選ぶことができる。
平日の昼間なので、僕の前には二人しかいなかった。でもそれぞれのお客さんと店の人がじっくり話し合ってるので、けっこう時間がかかる。初老の夫婦が、二人でウォーキングを始めようとしているのか、いろんなシューズを試していた。
15分ほどして、名前を呼ばれる。はだしになって、箱の中に片足ずつ突っ込んでおとなしくしていると、前方のモニターに3次元計測される足の様子が表示されて行く。
これは、足の裏の体重の掛かり具合。説明してくれたことをごく簡単に要約すると、土踏まずの部分が大きすぎる足だと言われた。「土踏まずだけでなく、かかとも、もう少しほしいところですね。これだと接地面が少ないから、安定しない。それから前部の筋肉が発達してる割りに、足指を十分使ってません。ほら、中指以降、足との隙間が狭くなって、小指は完全につながってるでしょう。指をちゃんと使って蹴っていると、もっと足から離れるんです」。
もっと問題があったのが、これ。左右のかかとの傾斜角度を調べると、右が8度、左は9度以上も、内側に傾いてしまっている。「これだと、外反母趾になりやすいですよ」と言われてしまった。ハイヒールを履いてる女性以外は関係ない症状だと思っていたので、ちょっとショック。「かかとから外側に沿って接地して、指先に抜けるイメージで走るようにすると、改善します」と言ってくれた。
他にも、日本人だから幅広・甲高なんだろうと漠然と思い込んでいたら、実はずいぶん幅狭・甲低だったり、左右のサイズが4mm以上違ってたりと、自分の知らないことがいっぱいあった。そんなデータとランニング歴、日ごろのトレーニング量を基に、じっくり靴を選んでもらう。僕は普段用の比較的クッションの厚いのと、レース用に薄いタイプの2足、それから5本指のソックスを購入した。
この店ではシューズを買うつもりがなくても、それからランニングをまったくしていない人でも、測定だけでも無料でやってくれる。自分の足のことを知るためにも、訪れる価値はありますヨ。
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