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2007年12月18日 (火)

フランス人形と日本人形

 娘が週に一度通っているバレエ教室は、いったん始まってしまえば保護者の出入り厳禁である。でも2、3ヶ月に一度、教室を開放して、稽古の様子を見せてくれる。

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 地下1階にある、こじんまりとしたスタジオ。まだ夕方5時過ぎというのに、お母さんたちだけでなく、けっこうな人数のお父さんも詰めかけている(僕も含めて)。仕事はいいのか?

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 7、8歳の教室なので、トゥシューズも履かず、音楽に合わせて手足を曲げたり伸ばしたりしてる程度だ。それでも親たちは、子供たちの一挙手一投足を、食い入るように見つめている(僕も含めて)。

 そしてまだホンの子供とはいえ、痛感するのは彼我の体形の違いである。手足の長さ、顔の大小、各部の凹凸。横から見た時の上体の厚み。すべてが違う。この写真のフランス人の子供たちを見た日本のおじいちゃんも、自分の孫そっちのけで、「フランス人形とはよく言ったものだ」と感嘆していたそうだし。

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 言い換えると、そんな身体的ハンデを乗り越えて世界的な活躍をしている熊川哲也くんや吉田都さんは、ものすごい実力の持ち主ということになる。そして彼らが自分に課してきた努力たるや、身震いするほど烈しいものだったに違いない。

 だからわが娘がどうやら、この分野でもとびきりの才能を持っていないであろうことに、親としては素直に安堵できるのである。

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コメント

ドガの踊り子の世界さながらですね。あたたかいセピアローズの美しい写真ですね。
この中に我が子の姿を見つけたお父さんは、幸せな気持ちにならずにはいられないでしょう。こうして見ると、日本人形の個性的な美しさがきわだちますね。

投稿: みらくるりん | 2007年12月18日 (火) 21時01分

温かいお言葉、ありがとうございます(祖父、祖母、父、母より)。

投稿: ムッシュ柴田 | 2007年12月18日 (火) 21時11分

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