パリの冬を走る
家を出た時にはどんよりと曇っていたのに、ポン・デ・ザール(芸術橋)まで来る頃には、すっかり冬の日が射していた。逆に晴れてるからと走り始めると、すぐに雨に降られたりする。そんなことがしょっ中だから、冬のランニングは思い立った時に出かけないといけない。
パリを走る時は、ほとんどコースが決まっている。トロカデロ広場を起点に、まずはアルマ橋まで1km以上をだらだらと下って行く。これがちょうどいいウォームアップになってくれる。そこからセーヌ河岸に下りて、バトームーシュ(遊覧船)の発着場を右側に見ながら、コンコルド広場まで川沿いを走る。
アレキサンドル3世橋の下をくぐっているところ。ジョン・フランケンハイマー監督の「Ronin」で、ロバート・デ・ニーロとジャン・レノが、武器の受け渡しをしようとして乱射シーンになった場所。最近ではジャン・ピエール・ジュネ監督の「ロング・エンゲージメント」で、マリオン・コティヤール扮する女殺し屋が、仇討ちをしたシーンも、ここで撮影されている。
橋をくぐると、壮麗な外観が姿を見せる。
さらに走り続けて、コンコルド広場手前で道路に上がり、チュイルリー公園に入って行く。
12月上旬としてはかなり暖かいけれど、冬枯れた公園内は人影もまばらだ。排気ガスもかぶらずにすむから、ペースが上がる。そこからルーブル美術館のガラス張りのピラミッドを横目に見ながら、宮殿の東端で右折して、冒頭の芸術橋にたどり着く。
普通はそこから、ポンヌフまで行って折り返す。それでトロカデロ広場に戻ると、ほぼ10km。もう一つ先のサン・ミッシェル橋まで頑張ると、11km。さらにバスチーユ広場まで足を伸ばして、オペラ座前から引き返すと15km。その先の、鉄道高架跡を公園にした美しい散歩道をヴァンセンヌの森まで行くと20km以上。でも僕はまだ、そこまでは試したことがない。
このコースはかなり気に入っていて、どんなに繰り返し走っても飽きることがない。いつも何かしら、新しい発見がある。ちょっとした出会いもある。四季折々、あるいは同じ季節でも通過する時間帯の違い、天候の違いで、さまざまな顔を見せてくれる。風に乗っていろんな音が聞こえるから、イヤホンをするのはもったいない。
冬枯れてます。
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コメント
初めまして。
ってヘレスでもお世話になったけど(笑)。
風邪の具合はいかがですか? すでに全快してると思います。「走って汗かいて直す」という初めて聞いた治療法、とっても説得力がありました。死なない程度に走ってください(笑)。
ヘレスのプレスルームでも横から覗いて言ったけれど、写真、ウマイです。1点1点にほのぼのとしてストーリーが感じられていい感じ。一応編集者の私は写真を見る目には自信があるので、保証しますよ(笑)。これからもいい写真を撮ってください。←余計なお世話か。
投稿: 山ちゃん | 2007年12月 9日 (日) 22時40分
先日はいろいろお世話になり、ありがとうございました。
さて、僕もあのあとトランジットで6時間ほどパリに滞在。サン・ミッシェル駅で友人と待ち合わせて、行きましたよ中華料理MIRAIA。友人もよく行くそうで、その日もとっても混んでました。
その後、ノートルダム寺院が見えるカフェでお茶をし、いそいそと東京行の飛行機に乗り込みました。
わずか2時間ほどのパリ市内滞在でしたが、パリも良い街のようですね。いつか、観光でゆっくりと行ってみたいものです。
では、また。ブログ、楽しみに読ませていただきます。
投稿: KT | 2007年12月10日 (月) 16時51分